2016.10.31 未分類

「指先を動かす遊びってこんなに大切」~発達障害の子の適応力を育てる~

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指先を動かす力をつけよう。

お箸を使う、ボタンを留める、小さなものを掴むなど、指先を使う動作は生活の中にあふれています。どれも日常生活を送る上で必要な動作ばかりです。指先を自由に動かす力が弱いとこれらの動作が難しくなり、さらに指先を使う機会が減ってしまいます。そしてますます生活の中で困ったことが増えていきます。そうならないように、指先の動かし方や使い方を学び、指先の力を鍛えていくようにしましょう。指先を動かす遊びをすることで、指先を自由に動かす力をつけていくことができます。

 

指先を自由に動かすために必要な力

鉛筆で紙に線を引く動作を例に、必要な力についてみていきましょう。まず鉛筆を握るときには、鉛筆のどの位置に指のどこを当てるかという知識が必要です。親指・人差し指・中指でしっかりと握る力をつける必要もあります。そして鉛筆を握った手を滑らせて線を引くときには、小指や手首には紙や机から軽く抵抗感があります。小指と薬指を軽く握ることで生まれるこの抵抗感のおかげで安定した線が書けます。ここでは小指と薬指の力加減をコントロールする力が必要です。握る力は強すぎても、弱すぎても書字に影響がでます。このように、親指・人差し指・中指の位置を学ぶだけでは安定した文字は書けません。見逃しやすい薬指と小指の力も鍛えていくことで手指の細かな動きができることを目指します。
文字を書くときのように指先を自由に動かすためには、自分の手指の動きを把握してコントロールする力が重要です。これはなかなかピンとこなない感覚かもしれません。実際に指先を見なくても、自分で指を動かしているとわかるときの感覚です。関節や筋肉の動きを認識することで指が伸びているか曲がっているか、動いているかどうかなどを把握しています。その感覚を使って指先の動きをコントロールします。

 

どんな遊びがいいの?

指先を動かす遊びはたくさんあります。縦笛や鍵盤ハーモニカなどは音になって表現され、粘土遊びや塗り絵などでは目で見てわかる作品になります。このように指先を使った結果が耳や目でわかりやすい遊びがいいでしょう。また、バランスゲームや手品などのように、相手がいる遊びの方が楽しめることもあります。楽しい遊びの中で「できた」「もっとしたい」の気持ちをつけていきます。指先に注目することが難しい場合には、迷路やパズルなどのように指先の動きに合わせて視線を動かす必要のある遊びで挑戦していくことができます。

 

なぜ遊びが大切なの?

苦手な動作を習得できるまで何度も練習し続けるのではなく、なぜ遊びをすることが大切なのかを考えてみます。日常生活で毎日必要な動作が苦手であれば、その動作をただ何度も繰り返すだけでは効率的に習得できません。できなかった経験と漠然とした苦手意識が積み重なり、さらに正しく指先を使う機会が減ることもあります。そこで別の方法を工夫してみましょう。楽しい遊びの中で指先をよく動かす経験を増やします。そうすることで指先の動きや力の強さをコントロールすることができるように目指していきましょう。

 

 

 

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