2016.11.28 未分類

「発達を助けるアートの力」

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○アートって?

 

アート、ときくと、絵画や彫刻など何だかすごいものをイメージするかもしれません。ここでお話しするアートは上手に作ることが目的ではありません。自分の気持ちや考えを形にする手段であり、自分を表現することが目的です。アートは時に他人に理解されないこともありますが、気にする必要はありません。本人が納得できるものであることが大切です。

アートと言ってもその方法は様々です。絵を描くことであったり、粘土で形を作ることであったり、彫刻であったり、また詩を詠むこともいいですね。これといった決まりはないのです。他人の目を気にして、相手にわかりやすいと方法を選ぶ必要もありません。様々な方法がある中から、自分が取り掛かりやすいものを選べばいいのです。それは日常生活とはまた違った意味のある活動です。

 

○素材が発達を促すアートの力

 

アート活動では、様々な素材にであえることがあります。粘土や紙、布、金属、クレヨン、絵具、葉、土など。他にも様々な素材に触れる機会になるかもしれません。それらは重さや硬さなど異なる性質があり、色々な状態の変化がみられます。目の前の素材に向かって、見る、聞く、触る、嗅ぐなどの五感を用いて働きかけることがアートです。感受性が高まり、認知や知覚の発達を促すことができます。このように、性質の異なる素材に触れることが発達への刺激になります。周りのものを自分の中に取り入れ、関わろうとする意欲や思いにもつながります。自分の力で自由に変化させることができる素材も多く、自分で「できた」と感じることができます。

 

○アートできる環境づくりをしよう

 

アートで大切なことは自分らしく表現するということです。ルールに縛られたり、誰かに言われた通りにしたりするというのはここでいうアートの目的には即していません。自分らしさを表現し、その中で自分自身を認め愛することが大切です。周りの人からも認められる経験の積み重ねが、自信や自己肯定感を高めます。さらに「自分の力でできた」という自己効力感が強くなることで、様々なことにチャレンジしていく力を助けます。

周りでサポートする人たちは、本人の表現方法を認めるという重要な役割があります。ときには驚くような方法で表現してくれることでしょう。自分の感性とは合わないな、と感じることもあるかもしれません。そんな時はまず本人とその行為を見つめ、本人から引き出された表現方法の存在をそのまま認めるようにします。

いきいきと自分を表現することがアートの目的です。どんな表現をしても良いという安定感のある環境がアートには不可欠なのです。日常生活では全ての自己表現が受け入れられることは非常に難しいでしょう。そのためアート活動では時間や場所を確保することが大切です。いきいきと表現ができるアートの力で、子ども達の発達をサポートしていきましょう。

 

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