2016.12.28 未分類

体操による療育がなぜよいのか?

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発達障害児は体の使い方が苦手!?

 

発達障害児の中には、運動が苦手という子も多いです。お子さんによっては、発達性協調運動障害などを併発しており、脳の機能的な問題で体がうまく使えないこともあります。運動というのは、実は単純ではありません。ボールをキャッチするという動作一つとっても、目でボールを捉え、落下点を判断し、ボールの大きさに合わせて腕を動かすなどの複合的な動きが要求されます。運動に限らず、筆圧が極端に弱い、物を掴む力の加減がわからないなどの日常的な困難さも、脳と筋肉とがうまく連携していないことから生じている可能性があるのです。

 

体の使い方が上手になる

 

体操をはじめとする運動療育は、脳と筋肉の感覚統合を促すものです。運動療育では、脳からの指令で体の筋肉をうまく動かせるようになるプログラムが取り入れられています。たとえば、見本の動きを見て真似をする、音楽を聞きながら動くなど、目と手足、耳と手足などを一緒に動かす体操は、感覚統合に効果的です。脳に刺激を与えることで、さまざまな感覚が正しく機能するようになります。体操などは発達障害児でも取り組みやすく、続けていくと体の使い方が上手になることが実感できるでしょう。

 

健全な体の発達を促す

 

体操による運動療育は脳の機能的な発達を促すものですが、効果はそれだけではありません。実際に体を動かすことで、筋肉など身体的な発達も促されるのです。発達障害児の中には筋力が弱く、姿勢保持が苦手な子もいますが、運動療育によって適切な筋肉がつくことで、猫背や姿勢の悪さが改善されたという例もあります。そのほか、体が丈夫になって風邪をひきにくくなったり、バランス感覚が身に付き、柔軟性も向上することでケガをしにくくなったりという効果もあるのです。

 

ストレス発散や自己肯定感の向上にも効果的

 

体全体を使って行う体操などの運動療育は、ストレス発散にも効果的です。ADHDなどの障害特性でじっとしているのが苦手な子などは、机に座って行う療育などが精神的負担になることもあります。対して、運動療育なら体を思い切り使うことができるので、楽しく取り組めるお子さんも多いのでしょう。また、体操であれば他人と勝ち負けを競うこともありません。ほかの子と一緒に取り組むことで協調性が芽生えたり、社会性が向上することもあります。子ども自身が「できた」という喜びや達成感を感じることもでき、自己肯定感を高めることにもつながるのも運動療育の利点です。さらに運動して体が適度に疲れることで、夜眠りやすくなるなど、生活リズムを改善する副次的な効果も期待できるでしょう。

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