2016.1.17 先生・在園者の声

心理士 深澤 守男

東京未来大学こどもみらい園で、心理士をさせていただいている深澤守男と申します。みらい園も開園し1年以上が過ぎました。たくさんの園児が日々好きなことを授業で行い、“僕も私もやればできるんだ”という体験を積み重ね、才能を開花させつつ、同時に自己肯定感を育んでいます。好きなことが思いっきりできる体験は、健やかな心の発達にとってとても大切なことであると改めて実感しています。
 
イングリッシュコースに通っているお子さんのお話です。そのお子さんは読み書きがとても苦手で、発達検査の結果からも、読み書きを意識した授業は困難であろうということで、会話に特化した個別授業計画を立てました。最近、そのお子さんの授業を拝見し、私はびっくりしてしまいました!英語で自分を表現していたこともそうですが、そのお子さんが、授業内容を忘れてしまわないようにと自発的に“メモ”をとっていたことです。
この光景を見たとき、このお子さんは生得的に読み書きが苦手でも、本当は読み書きを必要としていたんだ!と感じました。このお子さんが必要以上に読み書きに抵抗を示していたのは、“早く正確に読み書きをすること”を周囲から期待されていたのかもしれません。本人の苦手に対する指導が、いつしか本人の伸び代(才能)をつぶしてしまっていたのかもしれません。そのつぶされかけた能力を甦らせたのが、まさに“好きなことを思いっきりやること”だったんだと実感しました。
確かに今でも読み書きは苦手です。しかし、お子さんが自分の好きなことのためなら苦手なことでも頑張ろう!と“自発的に”メモを取り始めた姿に、私は感動を覚えました。

深澤守男

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