コラム
2022.06.21
発達障害(神経発達症)のひとつ、自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの特徴と接し方①
○自閉スペクトラム症(ASD)が疑われる事例
自閉スペクトラム症(ASD)は昔から言われていていた発達障害(神経発達症)のひとつです。実はこれは心の病だと言われることがありますが、違います。この部分をしっかりと知っておくことが非常に大事だと言えるでしょう。ですが自閉スペクトラム症(ASD)の症状について詳しく知っている人というのはあまりいません。自閉スペクトラム症(ASD)の特徴は下記のとおりです。
■ おしゃべりを楽しめない、自分から話を始めようとしない。
■ 身の回りのことが変わると、落ち着かなくなる。
■ 少しの音などにも反応が激しい。
■ 他の人の様子を見てどう思っているのかが分からない。
■ コミュニケーションを取るのが苦手。
■ 人の言っていることを理解しづらい。
■ 大きな声を出したり、感情の制御がしづらい。
○自閉スペクトラム症(ASD)にどう向き合うか、接し方について
■ 話す際には具体的に分かりやすく、抽象的な言い方はなるべく少なくして下さい。
身振り手振りなど視覚情報も使って、落ち着いてゆっくりはっきり話しかけます。
■ 集団では、マナー違反になることも平気ですることがあります。
いけないことをしたら、そのような時は、どうしたら良いのか教えてあげてください。
■ 話しかけてきたら、まず話をよく聞いてあげて下さい。
この時にリアクションをしてくれないと、ますます話したがらなくなってしまいます。
■ 自閉スペクトラム症(ASD)の人に一度、言っておいた話に変更はなるべくしないように気をつけて下さい。
やむを得ない場合は、なぜそうなったのかを面倒でもその事情をわかるように、きちんと説明してあげて下さい。
■ 思い込んだことには、こだわりが強いのも自閉スペクトラム症(ASD)の特徴です。
それが周りの人には理解しづらいことでも、そういうものなんだと理解してあげて下さい。
■ 自分の頭を叩いたり爪を噛んだり、といった自傷行為も見られがちです。
自傷行為が頻繁に見られる場合は、発達障害(神経発達症)の専門家に相談してみてください。
あらかじめ、こういったことを知っておくことで、いざ自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害(神経発達症)の子どもと接する時に心にゆとりができます。とにかく”優しく、ゆっくり”接してあげましょう。
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